トヨタ自動車は22日、全世界でのハイブリッド車(HV)の累計販売が、4月末に400万台を突破したと発表した。1997年8月の小型バス「コースターハイブリッドEV」を発売して以来、14年8カ月で達成した。
トヨタは97年12月、世界初の量産型乗用HV「プリウス」を発売し、現在では18車種のHVを80カ国・地域で販売している。今年に入り、全世界の販売に対するHVの比率は15%に達している。
特に2009年5月に発売した「3代目プリウス」以降、販売増加率が急ピッチで上昇。累計販売が200万台から300万台まで100万台伸ばすのに09年8月から11年2月までの1年半を費やしたが、300万台から400万台までは1年2カ月に短縮された。
年内には欧州で小型車の「ヤリスハイブリッド」、北米でレクサスブランドの高級車「ES300h」を追加するなど、環境対応の中核技術と位置づけるHVの商品拡充を図っていく。