メルセデス・ベンツ、600万円切る「Eクラス」発売

2012.5.15 13:12

メルセデス・ベンツE250BlueEFFICIENCY

メルセデス・ベンツE250BlueEFFICIENCY【拡大】

 メルセデス・ベンツ日本(東京都港区)は15日、主力車種「Eクラス」で、販売価格を595万円からに設定した「E250BlueEFFICIENCY」を発売した。これまでEクラスは634万円からで、600万円を割り込む価格に設定して購入層の拡大を目指す。

 E250では、セダン、ステーションワゴンで、これまで18インチだったホイールを17インチに変更することなどで、価格を39万円引き下げた。直噴1800ccターボエンジンや、走行状況や天候に応じて良好な視界を確保できるインテリジェントライトシステムなどの基本装備は維持している。

 同社は今年に入り、全面改良した「Bクラス」を299万円から、「Cクラス」を399万円からと、従来よりも低い価格帯のモデルを相次いで投入した。「装備を落としての価格改定で、ユーロ安の影響ではない」(同社広報)としているが、為替が追い風になっているのは事実。これまでよりも低価格のモデルを積極的に設定することで、購入層の若返りや、国産高級車からの乗り換えを訴求する考えだ。

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