日本マクドナルドは20日、コーヒーの料金を同日から40円値下げして100円からにすると発表した。
新規来店の誘致を強化する目的で、大手コンビニが店頭でのコーヒー販売を強化している動きに対抗するねらいもあるとみられる。
また5月から新たに250-270円の低料金セットメニューを展開することも明らかにした。国内外食市場が縮小傾向にあるなか、客層の拡大を急ぐ。
「プレミアムローストコーヒー」はSサイズを140円から100円に、Mサイズを190円から150円にした。同社の原田泳幸CEO(最高経営責任者)はコーヒーを「新規顧客獲得のドライバー」と位置づけており、コーヒーの購入を目的に来店した客が「ハンバーガー」などをあわせて購入するセット販売による利益を見込む。
コーヒーは、コンビニ大手のローソンが「マチカフェ」のブランド名で店頭で入れ立てコーヒーを180円(ブレンドコーヒー)で販売、ファミリーマートも同様の店頭でのコーヒー販売を強化。日本マクドナルドは値下げでさらなるお得感を訴求する構えだ。
5月7日からは新たに、「ハンバーガー」と「マックフライポテト(Sサイズ)」を250円、「チーズバーガー」とポテト(同)を270円で販売するセットメニューを展開する。
牛丼など200円台の外食メニュー需要が高いことを受けて、低料金セットの投入で顧客層の拡大を図る。