東京ガスは2日、JR田町駅東口北地区(東京都港区)の再開発エリアに、熱と電気を効率的に供給するスマートエネルギーネットワークを構築すると発表した。都市再開発エリアに、スマートエネルギーネットワークを構築するのは初めて。
地域への熱供給事業としては初めて太陽熱を冷暖房に利用するほか、エネルギー需給を一括管理・制御するシステム(SEMS)を導入、平成2年基準と比べ、二酸化炭素(CO2)排出量を約45%削減することを目指す。
再開発エリアには、港区の公共公益施設、病院、児童福祉施設が建設される。東ガスは港区と連携してSEMSを導入、26年4月から順次エネルギーの供給を始め、3施設に対して最適なエネルギー需給調整を行う。