ドコモのMVNOが続々と登場している。MVNOというのはモバイル・バーチャル・ネットワーク・オペレーターの頭文字をとったもので、日本語では仮想移動体通信事業者と訳される。(夕刊フジ)
早い話が、ドコモのようなリアルな通信事業者から回線を卸値で買い、それをエンドユーザーに再販売する通信事業者だ。自分たちでは通信ネットワークを持たないことから「仮想」というわけだ。
通信費を1円でも安くするには、MVNOを利用するのも一つの手だ。MVNOの老舗は「日本通信」で、「bモバイル」のブランドでビジネスを展開している。最近の注目は、イオンとの協業で提供している月額980円のデータ通信定額使い放題プランだ。
ただし、同プランは上り下りともに100kbpsというスピード制限がある。画像の多いウェブサイトを閲覧したり、ユーチューブの動画を見るにはつらいが、メールやツイッターなど文字主体のコンテンツなら十分に使えるはずだ。
変わったところでは、NEC系列のビッグローブがデイタイムプラン1980円というサービスを開始した。スピード制限などはないが、午後8時から翌日の午前2時までは使えないというものだ。どうせ夜は自宅にいて、自宅の無線LANを使うのだから携帯回線を使う必要はないと割り切れるなら、これも安上がりだ。