枝野幸男経済産業相は16日の閣議後会見で、東京電力福島第1原発事故時に菅直人前首相が東電本店に乗り込み幹部を激しく叱責した際の映像を東電が公開していないことについて、「なぜ公開しないのか意味不明だ」と述べ、公開を求めた。
枝野氏は「東電が持っているのだから、東電が公開すれば済む話だ」と、東電の対応を批判した。
映像は、本店と第1原発の免震重要棟などをつなぐテレビ会議システムで録画されていたことが判明している。
東電の記録などによると、「60(歳)になる幹部連中は現地に行って死んだっていいんだ。俺も行く」「撤退したら東電は百パーセントつぶれる。逃げてみたって逃げ切れないぞ」などと、怒鳴り散らし恫喝していた。