東電、大王製紙の動向は? 冬のボーナス“主要26社”一挙公開 (3/3ページ)

2011.12.1 20:46

この不況のなかボーナスが増える企業も目立つ。問題は来年の夏だ(写真はコラージュ)

この不況のなかボーナスが増える企業も目立つ。問題は来年の夏だ(写真はコラージュ)【拡大】

企業の注目ニュース

 第一生命経済研究所主席エコノミストの新家義貴氏は「大企業では震災前の2~3月ごろに年間の支給額が決まっているところが多い。2011年3月期はリーマン・ショックからのリバウンドで利益を伸ばした企業が多いのでボーナスの支給額も増えている」と解説する。

 だが、新家氏の予測では、中小を含む民間企業全体でみると、支給額は平均37万円と前年比マイナス1・6%と3年連続で減少すると見込んでいる。「中小企業は業績の変化が早く反映されることが多い」ためだ。大半のサラリーマンの実感はこちらだろうか。

 それでは来年夏の支給状況はどうなるのか。

 新家氏は「大企業も今年度の業績が良くないので下がる可能性がある。中小も引き続きぱっとしないので、マイナスになる可能性もある」とみる。本当に厳しくなるのはこれからということか。


ボーナスを狙え! メガ銀行が個人資産獲得に照準

  • 注目20社の冬のボーナス支給額