(4)「安全性高め再稼働」「脱原発を」ヤジの中、株主同士で対立に戻る
男性株主「中部電力株は安定株。配当が楽しみ。浜岡問題で赤字が出るために将来の配当にどう影響するのか心配。会社の配当方針に意義なし。このまま議論を進行してください」
《配当金に関する会社提案の議案を採決し、賛成多数で承認。取締役の選任議案の採決に移る》
女性株主「阪口正敏副社長が、浜岡原発の耐震性などを検査する財団法人発電設備技術検査協会の理事を兼任していると一部報道にありました。検査側との兼任はあり得ない。どちらかをやめてほしい」
伊藤副社長「発電設備技術検査協会の理事就任は同財団から要請を受けて、職務に影響ないので非常勤理事に就任しました。財団の職務遂行と、当社の役員がそこに就任していることは関係がありません」
男性株主「原発被害が浜岡で起きない保証はない。しかし、取締役の方々は原発は安全という考えは変わっていないようです。福島のような事故があった場合、取締役候補者は、自費でも補償する決意があるのか問いたい」
三田会長「仮定の質問に対しては、個々の取締役の回答は差し控えます」