《伊藤範久副社長による事前に寄せられた質問への回答が終わる》
三田敏雄会長「それではご出席の株主からの質問をお受けしたいと思います」
男性株主「私は浜岡原発から9キロの所に住んでいます。平成19年の総会で浜岡原発は世界一危険な原発であり、東海大地震が起きた場合、けた違いの被害となるため止めることが将来にとって望ましいと話しました。そのとき、当時の川口(文夫)議長は意見として承りますといいました。その後、新潟県で大きな地震が起き、柏崎原発が大きな被害を受けました」
三田会長「ご質問をお願いします」
男性株主「東日本大震災は福島第1原発の壊れ方を見ると、想定外などとはいえません。お茶にまで放射能汚染が広がっています」
三田会長「要点のみを簡潔に述べてください」
男性株主「原発は人間の手で止められます。浜岡原発停止は当然の措置で、原発は未来に禍根を残します。電気代の大幅な値上げは仕方がありません。クリーンエネルギー開発の先頭に立つことを希望します」
三田会長「ご意見をたまわります。続いての質問はありますか」
男性株主「伊藤副社長に聞きたいのですが、今年の新入社員の中に、社員の3親等以内の親族は何人いますか」
伊藤範久副社長「詳細にわたる事項なので回答は控えます」
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