2010.4.5 17:23
無期限の活動休止を発表した韓国の人気5人組ダンスボーカルグループ「東方神起」。日本でのマネジメントを担当するエイベックスはメンバー5人の活動を個別にサポートしていくというが、日韓を股にかけた大物アーティストを失うことで、どれだけの打撃を受けるのか。
絶頂期“過労”のはてに…東方神起の「奴隷契約」(4月12日)
東方神起は昨年からメンバーの3人が契約期間や過密スケジュール、収益分配を理由に、韓国の所属事務所「SMエンターテインメント」と専属契約問題で対立。解散の危機にひんしていると報じられていた。
2年連続で出場したNHK紅白歌合戦のステージ裏でもメンバーが“3対2”に分かれるなど、亀裂は修復不能とみられていた。
一方、人気は落ち込むことはなく、今年2月に出た初ベスト盤は発売直後の初動売り上げから41万3000枚と、海外グループ歴代最高記録となった。活動休止の発表から一夜明けた4日には、日韓やアジア各国のファンから活動の再開などを願う声が6000件以上も寄せられた。
エイベックス・グループ・ホールディングスの松浦勝人社長は、ツイッター上で「avexにはどれだけ打撃か…」と、ショックを告白。「韓国サイドの許可が出るかわからないので、僕の一存では、何も言えませんが」としながら、日本のファンクラブ「bigeast」については「継続できるよう、努力してみます」と語った。
同社は近年、EXILEなどの人気アーティストの台頭や映画事業への進出が著しい一方、組織の肥大化が指摘されていた。今月1日付で純粋持ち株会社に移行し、取締役も13人から7人に減らすなど経営改善の矢先だった。